私のおべんとう
子供のお弁当の悩みは、毎日毎日尽きません。
お弁当って、お昼から幼稚園のお迎え、それから公園で走り回ったり習い事に行ったりと、そんな長い時間のエネルギーなんだと思うと、小さなお弁当箱にどれだけの栄養を詰め込めるかな?いっぱい食べてもらうにはどうしようかな?とつい考えてしまいます。
息子はもう幼稚園年長です。3年間毎日お弁当を作っていると、3歳の頃から随分と中身も変わり、量も増えてきました。子供の3年間の成長ってすごい。そして、私も随分と手際が良くなって、なんだか親子共に成長できたんじゃないかなと思います。
ある日のお弁当、鳥ごぼうの炊き込みご飯に蓮根のきんぴら、赤ピーマンの肉巻き、とうもろこしの入った卵焼き、無花果、ぶどう。
息子が運動会のリレーの補欠選手に選ばれて練習に参加するようになり、緊張して便秘になってしまったので、ごぼうをたっぷり入れたおにぎり。
お弁当は本当に些細な量だけれど、子供の体調や気持ちと少し向き合える。短い幼児期をそんなふうに過ごせる事は、幼稚園に通わせること、お弁当の幼稚園であること、私にとっては良い選択だったと思っています。
息子はフルーツが大好物で、お菓子よりフルーツを先に手に取るほどです。
フルーツの四季だけはしっかりと覚えていて、今は無花果とお別れしてしまう悲しさと、いちごとの再会の楽しみと、幼稚園に向かう自転車の後ろでよく話してくるほど。
小さな頃からパルシステムの美味しいフルーツを食べているからかな、フルーツなら洋梨とかざくろとかも大好きです。
パルのフルーツはいつもピカピカ。新鮮な旬のフルーツは種類がとにかく豊富です。
毎日お弁当に入れるから、少し日持ちのするフルーツとまとめ買い。
洋梨は少し黄色くなってから食べるので、週の後半には美味しくなったりと、買い方を工夫すればわざわざスーパーに買い足しに行くこともありません。
パルシステムは関東だけなので、大地を守る会の有機フルーツも、子供たちに初めて食べさせるなら断然オススメです。オーガニックが今どんな家庭にも馴染みが出てきましたが、大地を守る会は40年以上の歴史を持つ有機野菜宅配のパイオニアと言われています。
有機野菜、栽培期間中農薬不使用の野菜の割合は88%です。これはとってもすごいことだと思います。それだけでなく、何を買っても美味しいんです。
3年間お弁当を作ってきて、炊き込みごはんや混ぜごはんはとにかく登場回数が多かったように思います。おかげでバラエティは豊富になりました。
小さなお弁当箱にお肉や魚、野菜をたっぷりと詰め込みたいという思いがあり、一番作りやすいのが炊き込みごはんだったからです。
こちらの鮭ご飯は、ご飯を炊くときに鮭の切り身をのせて出汁と塩で炊いた混ぜごはん。
お弁当のご飯は炊きたてをお弁当に詰めた方やっぱり美味しい。毎朝土鍋で炊いているので、お昼になってもきっと美味しい。私はかまどさんで炊いているので、炊飯器よりも実は時短でとにかく簡単です。
かまどさんの3合炊き
これまでに出版した本の中でも、実は混ぜごはんや炊き込みご飯のレシピをたくさん掲載しているんです。
2016年12月出版の作り置きの本。
この中にはご飯の素を作って、それを炊き上げるレシピが載っています。
この方が朝限られた時間の中でお弁当を作るのにも失敗がありません。混ぜごはん、白いご飯のおかずの素のレシピも載っています。
この本はお弁当に結構使えるかもしれません。他にもおにぎりの素や、ケチャップライスの素なんかも載っていますよ^^
新刊のソース、たれ本にも凍ったまま炊き込みご飯が作れるご飯の素や、お弁当に使えるお肉や魚を漬け込むレシピが載っています。こちらは私のたれのレパートリーをほとんど載せたので、長くクタクタになるまで使っていただける本だと思います。
子供が生まれてからお弁当を毎日、夫の分も作っています。
その中で思うことは、『毎日安定して同じように作れるようになりたい』ということでした。今日は豪華だけど、今日は質素だった、、と続けていると、なかなか続かないんじゃないかと思ったんです。毎日当たり前のように、時間を何度も確認をしなくても同じような時間に作り終わって、片付けも自然と終わっているようにしたいなと思ったんです。
朝の時間を好きになれるように…今やっと、そんなふうに思えるようになり、気づけば急いで家を出発することがなくなりました。
せっかくなので、今一番美味しいごぼうやきのこを使った炊き込みご飯のレシピを紹介させていただきます。
(鳥ときのこの炊き込みごはん)
とりむねひき肉200g、ごぼう1/2本、しいたけ4個、ごま油小さじ1☆(砂糖大さじ1、みりん大さじ2、酒大さじ2、醤油大さじ2、塩少々)米2合分、出汁2合分
1.ごぼうはささがき、または千切りにして、水にさらしておく。しいたけは薄切りにする。
2.鍋にごま油を熱し、とりひき肉を炒める。赤いところがなくなったら1のごぼうを水をきって入れて、しいたけも入れて炒める。(油が足りなければごま油を少し足しながらしんなりするまで炒める。)
3.☆の調味料を2に入れて、水分を具材が吸うまで煮る。
4.炊飯器に研いだお米と分量の出汁を入れて、3をのせて通常どおり炊く。
私は土鍋で炊いていますが、炊飯器でももちろん美味しく炊きあがります。
余談ですが、とりひき肉はoisixでパラパラ冷凍になっているものをいつも使っています。
使いたいぶんだけ凍ったまま使えるのはお弁当に少量作るにはとても便利。
お野菜を少し使い切りたいとき、それからお弁当にもう1品、お肉を入れて力のつくものを入れたいと思ったときに取り出します。
とりひき肉をさっと炒めて、千切りにしたジャガイモとピーマンを、塩胡椒、オイスターソースで炒めたおかず。1本余ったナスとか人参とかも合うと思います。
お弁当に入れたおかずって、晩御飯に入れてもなかなか家族のお箸が進まないんですよね、だから少量で作って、お弁当にみんな詰めてしまいます。
今日はここまでですが、またお弁当のことは少しずつ書いていきたいなと思っています。
伊藤茜
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